1949年製作の映画。小津安二郎監督作品。『紀子三部作』と呼ばれる作品の一つ。
周吉は妻に先立たれ、娘紀子と二人暮らしの大学教授。紀子が嫁に行かないことは、周吉や叔母のまさは気にしているが、紀子は…
このレビューはネタバレを含みます
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(別媒体から感想を転記)
2021/03/08
父をひとり残して嫁に行くことのできない娘の背中を父がやさしく後押しする話。なんたる笠智衆、細やかな会話劇の中に父の勇気ある決断が隠れていたことを知っ…
特にこれといった大きな事件は起きないものの、感情の乱れがとても繊細に描かれていて観終わった後はじんわりと温かく晩春の気配を感じさせる
白黒画面を鮮やかに彩り清潔感のある空気を纏う原節子の存在感はやは…
父親好きの娘が婚約するも、家を離れたがらない父は自身も結婚すると嘘をつき、娘を結婚させてやる。そして、娘が旅立った日、果物の皮を剥いて悲しみに耽る話。
面白いです。ゲイリークーパーのくだりとか。
「…