ネオレアリズモ作品を観ると毎度、現代の日本の一般家庭に生まれてよかったと思わされる。貧困への恐怖が伝染してくるような残酷な物語。
仲介者による漁師への搾取は、いわゆる資本主義社会の資本家vs.労働…
出たり入ったりの往復を繰り返す登場人物達、体制は変わることなく滅びていく一家。冒頭とラストの反復による逃げられない運命と亡き父の影。
ネオリアリズムでありながら常々画面には群像性とパノラマがあるので…
この作品から当時を知り歴史を学ぶ。まるでドキュメンタリー作品を観ているかのようだ。ただのしあわせ物語で終わらせるのではなく、これが人生さと、人が恥ずかしく隠してしまうような苦しい部分であったりを見る…
>>続きを読むジョヴァンニ・ヴェルガ/マラヴォリオ家の人々
シチリア島の漁村のドキュメンタリータッチ、シチリア島の漁村アーチ・トレッツァで撮影。出演者もシチリア島住人(素人)、シチリア方言。
「昔からこれでいいん…
ヴィスコンティ監督作品特集にて
モノクロ作品
搾取の構造を描く
シチリア島カターニャの郊外の漁村
アーチ・トレッツアで撮影
地元の人達が出演
イタリア語を話せない人々らしい
以前、『ベニスに…
<搾取される側の怒りを描く古典的名作>
シチリアの小さな漁村。若い漁師ウントニーノが仲買人の不当な搾取にあって、貧乏に甘んじるのに我慢できず独立自営の漁を始める。しかし思いがけない不運に見舞われて…
ビスコンティ三作連続で観たら、この監督が巨匠って事がよく分かりました。
75年前?くらいに作って、今もしっかり観れるってなかなかないね。。
三作目にしてやっとこの監督に慣れてきた。今の所この作品…
シチリア漁村の漁師の若者が、仲買人から搾取される構造から抜け出そうと独立するも上手くいかず、もがき苦しみ衰退していく一家を描いたネオレアリズモの代表作。
なんとも報われなくてやるせない...。
漁…