ベロニカ・フォスのあこがれのネタバレレビュー・内容・結末

『ベロニカ・フォスのあこがれ』に投稿されたネタバレ・内容・結末

ファスビンダーのモノクロ映画。

ゲッベルスの愛人とも噂され、華やかなスター街道を歩んでいた女優ベロニカ。
終戦後は数カットのシーンをもらうのもやっと。
それでも過去の栄光を忘れられずモルヒネに溺れ…

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夢を生むはずの映画は或る女優の苦苦しい現実を匐っていき、その果てには終に彼女の抱く夢が生みだされていく

喘ぐようにか、息切れるようにか発せられる会話は好きでなかった

室外の映像

戦後、過去を禁忌し忘れ去ろうとする人々に対するカウンターのように1943年こそいい時代だったというこの映画。美しいモノクロや照明が暗く暗澹たる影の時代の遺物を華々しく美化し、薬や死こそ救済であると言…

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対戦後の西ドイツ、かつてのスター女優ベロニカは落ちぶれて精神を病み酒と薬物に依存。ひょんなことからスポーツ記者が彼女に関わり、破茶滅茶な彼女に振り回されて人生が狂う。ベロニカは彼女の財産を狙う強欲な…

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過去の栄光と金だけが残り心の中は空っぽ
そんな亡骸を食い尽くされる女
ピュアさも相まってあまりに痛く哀しい

やはり絵が綺麗で
とても面白い台詞が多かった

「君と僕は飲み方が違う
僕は落ち着くため…

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モノクロ撮影美しすぎ。ファスビンダーベストかもしれない。冒頭の電車内横移動ショットでもう完全に掴まれた。物語としては思ったよりサスペンス。

社会性と引き換えに芸事の世界に魂を捧げてしまった人間はピークを過ぎれば河原乞食よろしく軽侮の対象となる その気迫に満ちた凋落と発狂の描写もさることながら、「かかりつけの精神科医に操られて搾取される落…

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「第三世代」が個人的に微妙だったので少し怖かったが、これは面白い!!

過去に縋る落ちぶれた女優は「サンセット大通り」「ジェーンに何が起こったか?」を思い浮かべるが、それらの主人公とはまた少し違う系…

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第32回ベルリン国際映画祭金熊賞。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作。

戦前ドイツの映画スター、ベロニカ・フォスの半生を描く。

ベロニカは戦前ドイツの象徴だ。だが、ドイツの敗戦によって…

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西ドイツ三部作③

かつてナチスのプロパガンダ映画時代のウーファで活躍した大女優の転落の人生と、彼女に惹かれていく新聞記者。金持ちの心の闇に忍び込みモルヒネで操る神経科医の悪の一味の物語。

落ちぶ…

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