鬼太郎の幽霊列車のエピソードを思い出したが、実は、決して重ならない「視線」を描いた作品で切なかった。
どうでもいいことだが、視線が「交わらない」とか「ぶつからない」とか言うのは変で、まあ、「ねじれ」…
有名な『顔のない眼』も勿論良いけど、フランジュなら断然こっち。
20分程度の短編無声映画。
無人の地下鉄、エスカレーターが誘う夢幻の世界。
名場面の宝庫の本作だが特に凄いのが
「並走する電車で交錯す…
顔の無い眼はそこまでピンと来なかったけどこの短編は評判良いから見てみたら、映像は粗かったけど確かにヌーヴェルヴァーグ的魅力が備わっていて素晴らしい。
主役の少年は勿論地下鉄の駅を歩く人々も地下鉄が…
少年の初恋が、張り巡らされて、すれ違う地下鉄に集約されている。エスカレーターがポエミーな幻想世界へと誘い、またゆっくりと現実へと引き戻す。電車が近づいて、離れて行くあの視点。それだけで、この恋模様が…
>>続きを読む