シンパシー
数奇な運命に見舞われた二人の女性。
痛みを共にする存在を幸いとするか、奇妙とするのか。
物語の本質はきっともう数回見ないと掴み切れない。
美しい色合いと言葉使いに翻弄されているうちに9…
1990年代のフランス映画界の一隅を、独特の光源で照らし出したのはクシシュストフ・キェシロフスキ監督の『トリコロール』三部作であり、その光源の中にあったのが、『赤の愛』に主演した女優イレーヌ・ジャ…
>>続きを読む私の大好きな監督、クシシュトフ・キェシロフスキの作品なので、かなり期待して鑑賞した。トリコロール3 部作は、言葉少ない作品のなかで、微妙な人間心理を描く名作でした。この作品が監督としての遺作で、今回…
>>続きを読む映画監督としてのクシシュトフ・キェシロフスキにとって、女優としてのイレーヌ・ジャコブに出会うということは、始まりよりも、むしろ終わりを意味したのかもしれない。
彼がファインダーから彼女を見つめたと…
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