まさに怒り。
楽園なんてものは存在しなかったよ。
土地を奪われた民衆たちが仕事を求めて土地を横断する。明日生きても1週間生きているか分からない過酷な状況と環境で奮闘する家族たち。仕事にありつけても…
このレビューはネタバレを含みます
「あれ、葡萄は?」と思ったけど、ジョード家その他市民たちこそが葡萄だったんかな。じい様がカリフォルニアに夢を馳せて語ったように、富める者に顔を埋めるようにかじりつかれ、尻で踏み潰される一粒ずつの葡萄…
>>続きを読む当時スターリンがこれを観ていたく気に入ったらしく共産プロパガンダのつもりも兼ねてソ連で公開したら逆に大コケしたという
ソ連では車が手に入りにくい状態が続いていてこの映画の中では自分らより明らかに貧し…
191作品目
再鑑賞8作品目
ジョン・フォードによる牧歌的な映画。
なのですが、この映画だいぶ社会派ですね。
まぁ、国営のキャンプを正義化してる部分がありますけども、それでも他のジョン・フォード作品…
当時のアメリカがどんな社会だったのかっていうのを理解できていればいるほど、この映画の魅力もわかるのではないかな。
きっとこうかなぁ、と推測しながら観ました。
支配する側と使い捨てられる側、どっちも…
『ノマドランド』のあらすじを読んで『怒りの葡萄』を思い出し、視聴することにした。
老人がひとりで車で旅をし、アマゾンの配送所で箱詰めしたりファストフード店で調理する姿を『ノマドランド』で観てしまった…
映画界の巨匠ジョン・フォード監督による作品で第13回のアカデミー賞で監督賞を受賞した映画
経済的に難しい時代のアメリカを舞台にとある家族が奮闘する物語
中盤はロードムービーのように楽しむこともできる…
ジョン・フォードによる社会派ドラマで、絢爛豪華なハリウッドの裏側、あまり語られないアメリカの貧困が描かれていた。
大恐慌時代に機械化によって職を失い、立ち退きを余儀なくされた農家の話だが、今見…