じっとりと粘り腰で張込みをするのは大木実です。東映の悪役のイメージが強いので不思議な感じでした。高峰秀子が行動を起こすまでは、張込みをしながらも大木実の過去の回想が描かれるんですが、そこが絡むようで…
>>続きを読むこれはすごいです。特に何がつまらないとうわけでもなければ、おっ!となる瞬間も一切来ない、凡庸な映画。
この映画がなぜ退屈なのかを科学的に考えることは人類の糧になるとさえ思える。
そして、例えば成…
"張込み"というタイトルとパッケージに写る宮口精二の渋い顔付きから、もっとヒリヒリする物を期待して観ましたがユル~い出来でちょっと拍子抜け。笑
横浜から列車に乗り込んだ二人の刑事が張り込み先の九州…
池袋新文芸座 追悼橋本忍
原作は地味な小品という印象だったが、映像化されるとなるほど映画向けで素材を見抜く目利きにまず感心。
冒頭のSLのシーンを筆頭に美しくかつダイナミックな映像に目を奪われる。…
原作は松本清張の短篇の中でも短めのもので、30分もあれば読んでしまうような話をよく2時間近いドラマに仕立てたもの。
ちなみに原作ではベテラン刑事の宮口精二は別件のため現場に着く前に汽車を途中下車して…
当時としては珍しいアバンタイトルで始まる。丸一日かけての、東京(乗車駅は横浜)から九州の佐賀までの列車での移動が描かれるプロローグで、観る者はまず物理的距離と時間的距離に圧倒される。
物語の前半は…