不毛の荒れ地建つ粗末な家。
そこに住む父と娘の、ある六日間の物語。
と聞いて私は、
その六日の間に予想だにしない訪問者でもあるのか?
そして六日後には運命が全く一転してしまうのか?
といったことを…
特異な映像表現ではあるけれど、割らないというより割れないというか、局所的な長回しでもなくて、一見すると凄いように見えてしまう欺瞞に満ち溢れたショットの集合体。「会話」のみでやれば良いのに、説教じみた…
>>続きを読む目の前にあるものを、そのまま現実として人は認識しているわけではないことを、認識論的に描いたのが『サタンタンゴ』(1994)だとするなら、この『ニーチェの馬』(2011年)に描かれているのは、ポール・…
>>続きを読む12.11.2020
12.13.2021
07.04.2025
三度目の鑑賞の今回が実は初めて寝落ち休憩しなかった鑑賞だということを白状しておく。どころか眠気さえ起きなかった。全てのシーンが真に…
彼らが今の生活を、住む場所を、するべきことを変えられないのではなく、変わらない選択をしているのだと思った
それはきっと意識的怠惰≒無意識的怠惰とでも言えるような、境界線の曖昧な、不確かだけど決まり…