「馬」ではなく、「家」。
暴風、辛辣で空疎な生活、世界の消失、あの映画の中でそれらを際立たせるものはどんな時も「家」でした。
家だけは最後まで変化しない。
安息の場でもあり、しかし変えられないもの…
長回しすごい
緩急はないけど
ローアングルで撮る黒馬があまりにも雄大
ジャンヌ・ディエルマン的な生活の撮影が面白い、あれもジャガイモ洗ってたよね
ドアストッパーが石、馬と荷車の繋ぎ方、下に火があ…
根性試し
哲学者ニーチェの世界観を描いた世界終焉までの一週間何も起こらない退屈な親子の日常を淡々と綴ったモノクロ作品。何かある次にきっと何かあると眠たい目をこすりながら150分根性で観続けたが結局…
これぞ芸術って感じの映画。褒めてるわけじゃなく、誰が見てもそう感じるだろうって意味で。
これがタルベーラらしさでもあるが、やはり飽きてもくる。物語のどこから見てもいいような映画。これが好きな人は途…
特異な映像表現ではあるけれど、割らないというより割れないというか、局所的な長回しでもなくて、一見すると凄いように見えてしまう欺瞞に満ち溢れたショットの集合体。「会話」のみでやれば良いのに、説教じみた…
>>続きを読む目の前にあるものを、そのまま現実として人は認識しているわけではないことを、認識論的に描いたのが『サタンタンゴ』(1994)だとするなら、この『ニーチェの馬』(2011年)に描かれているのは、ポール・…
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