追悼篠田正浩。監督としてのピークは、本作だったと個人的に思ってます。低予算を逆手に取って斬新なセットと白黒のコンストラクトが激しい画作りで驚かせる。そして黒子が効いている。ヨーロッパでは受けたんじゃ…
>>続きを読むたまたま篠田正浩特集で、『国宝』(原作)の流れにもなった。
紙屋・治兵衛は、妻子がありながら、遊女小春と深い仲に。二人は心中を約束するが…。
映画なのに黒子がいるのが最高にかっこいい。しかも冒頭…
日本人のこういう痴話話に何か美を見出すという国民的心情、けっこうしんどいものがある
それはさておき、この時代特有の実験的試みはも少しケレンの分かる監督でないと難しいのではないかな
どうも画がノッペ…
【所感】
本作は時代劇ではあるものの、通常の時代劇とは異なっており、徹底的に人工的かつ抽象的になっている。
分かりやすく言うと、視聴者に”これは演劇であり、作り物である”と自覚させるメタ演出がなされ…
ここ数年文楽を観に行けてない悲しさを埋めるために視聴。さらに、富岡多恵子に興味を持っていたので丁度良かった。てか、武満も脚本参加ってなに〜?
OP好き〜!面白い!!
映像は文楽開演前の舞台裏。かし…
人形浄瑠璃を俳優が演じ、浮世絵と筆字が部屋中を覆い尽くすセット美術の圧倒的な様式美。前衛的であらゆる実験性を駆使した篠田正浩監督の最高傑作であった。白塗りの岩下志麻の顔を露出を開け真っ白に飛ばす成島…
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