少し黒子が怖い。
この先黒子を見たら心中天網島を思い出してしまいそう。
紙屋の治兵衛は2人の子供と妻を持ちながら曽根崎の遊女・小春と三年関係を結んでいて、離れることになったら心中することを約束する…
「曽根崎心中」とは立場が違って事情も複雑で、この心中は回避できたのではと思ってしまった。どうしてもというなら、周りに及ぼす不幸の度合いを緩めてあげれんもんか。
「極道者にかぎって、やれ誓紙のやれ証…
たまたま篠田正浩特集で、『国宝』(原作)の流れにもなった。
紙屋・治兵衛は、妻子がありながら、遊女小春と深い仲に。二人は心中を約束するが…。
映画なのに黒子がいるのが最高にかっこいい。しかも冒頭…
日本人のこういう痴話話に何か美を見出すという国民的心情、けっこうしんどいものがある
それはさておき、この時代特有の実験的試みはも少しケレンの分かる監督でないと難しいのではないかな
どうも画がノッペ…
【所感】
本作は時代劇ではあるものの、通常の時代劇とは異なっており、徹底的に人工的かつ抽象的になっている。
分かりやすく言うと、視聴者に”これは演劇であり、作り物である”と自覚させるメタ演出がなされ…