人工授精を巡る心理サスペンスを通じて、家族とは何か、誰が子どもの「親」たりえるのかという問いを突きつける意欲作。
造船技師・真五(木村功)と妻・立子(岡田茉莉子)の家庭は一見幸福な雰囲気があるもの…
夫が性的不能者、妻との間に人工授精で産まれた子があり、友人は精子提供者とその妻は野鳥観察家、もう一人は人工授精施術者で、妻、友人は自分の子だと主張する家庭のいざこざがくどくど描かれる。或いは、選択的…
>>続きを読むストーリー 3
構成 4
演出 4
映像 4
音楽 3.5
エンターテイメント 2
印象 3.5
独創性 3.5
関心度 1 その他 1
総合 4
計33.5
岡田茉莉子ボーナス 4
期待感 3…
「いいえ、それは太陽よ」という台詞で終わるリリシズムは好ましいが、そのリリシズムに作品が負けてる気がする。吉田喜重は、個人的にテーマなどはかなりどうでも良いけど、語り方(映像文体)がたまらなく好きな…
>>続きを読む吉田喜重映画の人物は何かが無い。機能不全、不信。赤子目線オープニングショット、網目越しの赤子見降し本音ぶちまけ岡田茉莉子、度々用いられる岡田茉莉子を舐るように周り見下ろすハイアングルショット。吉田喜…
>>続きを読む岡田茉莉子のゴツゴツした背骨と長いまつ毛。2人の周りをぐるぐる回るカメラ、影になったり光に照らされる横顔が本当に美しい。なんでこんなに撮影がかっこいいんだ!!人工授精で生まれた子どもを巡る愛憎ドラマ…
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