香華 前後篇の作品情報・感想・評価・動画配信

『香華 前後篇』に投稿された感想・評価

1号
3.9

激動を生きた母娘の物語。なんだけど、女郎上がりにして悲壮感なく、憎ったらしいほどあっけらかん、自由気ままな母役の乙羽信子が上手いったらない。この母の存在により、過剰なウェットさが排除された仕上がりに…

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岡田茉莉子がとにかく美しいだけではなく演技も素晴らしくて、作中で30年以上時が進むのにリアルに歳を重ねたような所作が自然で美しかった。
天真爛漫で自由な母とリアリストな娘の間には確執ばかりではなく、…

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このレビューはネタバレを含みます

第一部 吾亦紅の章
須永家の一人娘・郁代(乙羽信子)は、田沢家の一人息子と結婚したが夫を亡くし、3歳の朋子(岡田茉莉子)を母・須永つな(田中絹代)に預けて高坂敬助(北村和夫)の後妻となる。
再婚を考…

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靉靆
4.5

久々にここまで惹きつけられる作品を観ました。最高でした。

ひたすら母と娘を見せられるのだけれど、何年経っても時代を経てもずっと寂しさと孤独さがある。さすがにもう良いことが起きるだろうと思ってもそん…

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月影
3.8

2部構成、上映時間3時間越えだが、あっという間に終わった。

岡田茉莉子は芸者時代から晩年までの約50年を演じているのだが、だんだん年を重ねて行く様を見事に演じている。
気ままな母親役の乙羽信子も同…

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有吉佐和子の原作を、木下恵介が脚色、監督した201分の作品。明治から昭和までの60年間の母と娘の確執。ラストの、「寄せる波はあれど、返す波なし」に痺れた。木下作品でいちばん好きな作品。
千日会館にて
過去鑑賞作品
向井
3.6

なんだか胸がキューと締め付けられましたなんで、なんでこう不憫なんだ
親子の縁は何があっても切っても切れない
もどかしさある種呪いのようにも捉えられる。でも乙羽信子さん演じる郁代のなんとも言えない憎め…

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rilke
-
県立美術館、木下惠介特集にて。
tanzi
4.5

ドラマならいざ知らず、尺の制約がある映画で人生記というのはかなり難しいと思う。
さほどシネフィルでもないので数見てるともいえないけど、これはそんな難題を軽々超えた映画で驚いた。

しかも明治大正昭和…

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