正直、オールタイムベスト並みのインパクトは得られなかったけど、「素晴らしき哉、人生!」のような職人による訓話ではなく、撮影技術、ストーリー構成、キャラクター像など独創性溢れる表現が若き才能により創造…
>>続きを読む演出が粋、モノクロと洋画なのもあって認識し辛いところがあれど当時高く評価されたりその後の映画のお手本になったというのはわかるなーと思いながら見た。
「謝らないで」って酷で良い台詞だったな 今更良心…
元から社会的地位が約束されてはいなかったケーンが偶然をきっかけに銀行家の養子となり、あれよあれよという間に新聞王にまで上り詰めていく。初めは労働者の味方として資本家を挑発するような記事を書いていく。…
>>続きを読む“The Rose”という曲が大好き。その曲でも薔薇は愛の象徴で、蕾がだんだん育っていき、その過程が愛が育っていく過程と同じであることを歌っている。
そうかケーンは愛の蕾は持っていた(持ちかけてい…
バラのつぼみの正体が何なのか、最後まで分からないのかと少し残念な気持ちになったところで、ラストで答え合わせがあってスッキリし、一方で幼少期の渇望は残酷にまで人格に影響するのかと切なく感じた。
スト…
新聞社を経営し、莫大な富と巨大な力を持った男・ケーンがすべてを手にし、すべてを失い、この世を去る。
その彼の最後に放った『バラのつぼみ』という言葉を記者・トムソンは、ケーンの出自や経験、新聞王に登り…
人の半生映画としての一つの正解だと思う。
映画って昔からこんなにすごかったんだと改めてなるし、映像表現のブレイクスルーである事は勿論、本当に無駄がないタイトな作りで受け手を飽きさせない脚本も見事。…