【鑑賞メモ】
ワイン樽。
朴訥として純粋な心をもった青年が、ワイン工場で働く中で、資本主義社会の洗礼を受けてゆく。
彼はいわゆる「無垢な善意」で、それを取り巻く大人たちは「拗れた現実」。
間違っ…
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イオセリアーニ、1966年。
『鋳鉄』(1964)と『歌うつぐみがおりました』(1970)の間で、良いとこ取りしたような作品だった。
完全なるドキュメンタリーでもなく、完全なるフィクションでもな…
昔のイタリア映画を観ている感覚だった。正義と建前に挟まれた青年の苦悩をコミカルに描いた傑作。ジョージアの労働者の日常も優しい視線で描かれている。ソ連体制の厳しい中、皮肉を込めて作られているので、上映…
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ジョージアって、スターリンの故郷。
ソ連時代、社会主義であっても大変に父系主義の国だった。
そして、それは今でも続く。
工場労働者がみんな揃って写真を撮る場面。
全員が髭面。
ニコは妹ばかりの長男。…
真面目に働こうとする若者が、当たり前のように不正や妥協がまかり通る環境に違和感を抱いていく。その構図はシンプルだが、描き方は驚くほど淡々としている。
オタール・イオセリアーニはドラマを強調せず、日常…
フレームの外の世界を強く意識させるカメラワーク
どこまでも引いていくカメラもたまらない
ワクワクが止まらない、路面電車
ベランダに出てる主人公の前の往来がたまらん
自動で樽を引きあげる機械につかまる…
ゆるロバート・アルドリッチでは…!最後の展開にちょっと泣いた。
事実に対して嘘をつくことがどうしても納得できない青年技師ニコはどこまでも不器用でかっこ悪いが、かっこ悪いことを恥だと思っていないところ…