【様式美】
1958年(昭和33年)をピークに映画の観客動員数は右肩下がり、1970年にはピーク時の約1/5にまで落ち込み、日本映画界は斜陽産業化しました。
1968年(昭和43年)、日本は国…
人気シリーズ第1作目。
お竜の帯の締め方が粋。貝殻に膏薬を入れているのも素敵…昔はそれが普通だったのかもしれないけど。
あと武器になる簪もいい!
お竜と不死身の富士松2人だけでの殴り込みはちょっと無…
特別ゲストの健さんが活躍しすぎで、お竜さんの見せ場を奪いすぎじゃねえか? やはり、本作最大の見物は三枚目に徹する若山富三郎センセ。いつものコワモテぶりは抑えてコミカル演技を披露。芸域の広さを感じさせ…
>>続きを読む私は、雰囲気が陰気で粗製濫造気味の東映任侠映画を毛嫌いしていたが、旅行中の札幌オールナイトで、梶芽衣子目当ての「女囚701号さそり」と併映の「博奕打ち外伝」が全くの初体験で、後年、名画座でしこたま観…
>>続きを読むオープニングのずらっと並んでるショットはもろ「博奕打ち」のオープニングだった。僕もやりたい。
小指切ったり腕折ったり、暴力描写が一段あがってる気がした。
花が白から赤に変わる演出はこういうのもやるん…
冒頭寅さん節からのオープニング炸裂(この流れは緋牡丹が先?)
音外れた主題歌で漂う不作感
終盤にも流れるのでそれは笑う
しかし演者の演技力でシリーズ化となった理由が分かる
最後はMr.TAKAKUR…
昔は嘘臭すぎて苦手なシリーズだったが、日活無国籍アクションすら克服した今となっては十分リアリズム映画に見える。
任侠映画で虐げられた無数の女たちの集合体であるお竜。
高倉健や若山富三郎さえ脇になる…
本作の前に『車夫遊侠伝 喧嘩辰』なんていう加藤泰監督の一風変わった傑作任侠ものを観てしまったせいで、本作のいわゆる任侠映画でございといったテイストが非常に古臭く感じてしまった。
悪くない作品なんだろ…