このレビューはネタバレを含みます
面白かった! 展開があるので飽きさせない。本来は上流階級の出ではなく、クラブでも差別されていたジムがジェントルマンのボクサーとしてデビューすることでのし上がっていくという過程は痛快。(そしてその傍ら…
>>続きを読む銀行の窓口係がボクサーになる。ウォルシュだから主人公は負けないが、そもそも負ける人間がハリウッド映画に現れ出すのは戦後からなのかもしれない。一番凄いのは船上での試合。警官が突撃すると、そこにいた人間…
>>続きを読む✔️『鉄腕ジム』(4.5) 及び『壮烈第七騎兵隊』(3.9)▶️▶️
E・フリン主演の実在の有名な歴史的ヒーロー?の伝記大作、安易ふう2作。驚くほど陰りがなく、主人公に大きな誤りや迷いがない。…
1888年。銀行員を勤めていたアイルランド系アメリカ人のジェームズ・“ジム”・コービックは、賭博ボクシングで一緒に収監された銀行の役員に見出され、紳士クラブの無料会員となる。出資者は銀鉱のオーナーと…
>>続きを読むこんな楽しいボクシング映画は初めて観た。めちゃくちゃバカ騒ぎ。ずっとモブがワチャワチャしてて試合よりも群衆の方が荒っぽい。
最後の試合後、元チャンプと語り合う静寂には泣く。程よい緊張感と暖かさの満ち…
観客たちの熱狂が伝わってきて、こっちも同じ気持ちになってくる。こっちに語りかけてくるしね。
ジョン・L・サリバンに未来の自分を見るジム、名シーンだ。
令嬢のいじらしい感じがいい、いじらしいウォルシュ…
ラオール・ウォルシュ監督、シドニー・ヒコックス撮影。
おそらく最も面白いスポーツ映画であり、ウォルシュ映画の中でもっとも面白い映画の一つ。
ウォルシュの流れるようなショットの連鎖の演出の到達点ともい…
ショットの画角やサイズ、編集のリズムやテンポが結構現代的で意外だった。マスの躍動や無秩序の快楽など。一方でボクシングの試合は主人公のファイトスタイルもそうだが、その見せ方もスマート。
ワイプの使い方…
竜哉が強く英子に魅かれたのは、彼が拳闘に魅かれる気持と同じようなものがあった。
それには、リングで叩きのめされる瞬間、抵抗される人間だけが感じる、あの一種驚愕の入り混った快感に通じるものが確かにあ…