たとえ心のどこかで間違っていると感じていても、それがファシズムであってさえ、人は大勢におもねり、時代の空気に流されてしまうのではないか。
自分が同じ状況に置かれたとき、果たして信念を貫き、正義を選…
少年時代の罪は尾を引き、普通に見られることを求め、マジョリティーに進んで身を投じる。秘密警察でファシズムの一端として活動を行うが、戦後は自身の罪を隠す。秘密警察の活動は昇進のための義務としか思ってい…
>>続きを読む美しく芸術的な構図と男が憧れるかっこよさを兼ね揃えたフィルム・ノワール。前半はフィルム・ノワールらしさはなく、芸術的な構図が続き、主人公マルチェロがかっこよく見えた。やはり欧州の映画なのでテンポの遅…
>>続きを読む優柔不断なので暗殺者といえるのかが不思議だが、映像とバックサウンドだけでも楽しめる作品。
マルチェロは単なるファシストの暗殺者ではなく、自分の過去から逃れるために「普通の人間」になろうとした男にしか…
正直なところ演出のやり過ぎ感が前に出て鼻につくところはあるが、それでも映像はたいへん美しい。教授との再会の場面に、過去の罪を懺悔する側と聞く側とのコントラストに、計算された光と闇の交錯が主人公の苦悩…
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ファシズムに束ねられる冷たいパッション、鬱屈と流れるエロティシズムと血と裏切り。
"普通の家庭"の殻と、過去からくるトラウマの深層。
明暗、表裏がパタパタと翻り、
アンナとジュリアの個体差がそ…
ファシズムが主流になったイタリア。
主流派になりたくてファシズム工作員に志願したマルチェロ。さらに主流派になるために平凡なイタリア娘ジュリアと結婚。新婚旅行にかこつけて反ファシズム運動家の教授を暗殺…
このレビューはネタバレを含みます
主人公、どこまで行っても無目的で虚無
マルチェロは幼少期に同性から性的暴行を受けそうになり、相手を殺してしまう
自身の性的指向や殺人者である後ろめたさから、普通であることやマジョリティーになりたい…
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