このレビューはネタバレを含みます
こういう映画、嫌いじゃない。ラブロマンスを軸としながら、脱走兵の主人公から見た生きることの苦しさが重厚感たっぷりに描かれている。
本作が描こうとしたのは「愛することとは何か。愛されることとは何か」…
タイトルに惹かれ、詩的レアリスムの作品を初鑑賞。思ったより霧のシーンは少ないが、人を惹きつける名邦題だと思う。その作風は十分堪能できたし、ジャン・ギャバンはモーレツに格好いい(「人生はあんたを好きか…
>>続きを読む戦争の心の傷を引きずる堅物の脱走兵ジャン。彼は、落伍者が集まる波止場に身を寄せ、出国の機を待っていた。そこには義父との関係に嫌気がさした若い女性ネリーもおり、自然と恋に落ちていく。同時に、彼女の知り…
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