1952年 監督・脚本:小津安二郎、脚本:野田高梧 #2022ー344
●佐分利信(茂吉)
●小暮実千代(妙子)
●津島惠子
田舎の家に生まれた夫茂吉と、裕福な家庭で育った妻妙子。生活や価値観が…
(別媒体から感想を転記)
2023/11/21
自由奔放な性格の妻が、無口な夫の泰然とした優しさに気づいて我が身の勝手を反省し涙を流すという一幕。今だと方々から非難囂々と思われる脚本で、ここ暫く小…
「淑女は何を忘れたか」に似た筋立てで、夫佐分利信を鈍感な亀に見下す妻木暮実千代が、特急つばめ特等席観覧車で神戸へ旅行中、佐分利のウルグアイ赴任が決まり、電報を受け取ったが、羽田空港見送りに間に合わな…
>>続きを読むヴァルダのラ・ポワント・クールト、ドワネル3作目の家庭、倦怠期の夫婦をテーマとした映画は何故か見入ってしまう
決定的に異なるのは配偶者への興味の有無で
あるが、放任や無関心とも見える茂吉のそれは夫婦…
人との関係において、「相手に興味が無い」という状態を改善するのは難しい。この時代の夫婦だと、別れるということを簡単に選択はできないと思うし。茂吉は出世してるのだけど、楽しそうには見えなくて、最初は人…
>>続きを読む松竹株式会社