金と色欲にまみれた獣たちが、団地の一部屋を舞台に、言い合い動き回り右往左往する。
家の扉や窓、壁を駆使した、覗き見ているようなカット、横長の広い画面が生きている。
冒頭から、焦りながら部屋や身なり…
大傑作で脚本が見事すぎる。カメラワークもおもしろいしよく計算されている。ずっとうっすら色気みたいなものが漂っていて小悪党家族も魅力的に見えてくる。幸枝さんもだがお姉ちゃんもかわいい。1/3過ぎたとこ…
>>続きを読むカラー、スコープサイズ。
川島雄三によるブラック・コメディ。
団地の一室に住む老夫婦の下に、次から次へと個性的な人物が訪れて来る。老夫婦を含めて、全ての人物が小悪党であり、金の亡者。そのぶつかり合い…
しとやかな獣といえばそうだけど、性悪ケダモノたちの話 幸枝はラスボス
狂っているのが通常運転だから、あれ?これでいいんだっけとなるこわさ
真っ赤な夕焼けの中、蕎麦を食べ続ける両親と踊りまくりの…
このレビューはネタバレを含みます
『2DKの現代狂言』に踊る悪党ども、川島雄三が構図と音響で構築した、戦後モダニズムの黙示録
映画『しとやかな獣』は、日本映画が到達したモダン・シネマの臨界点であり、戦後モダニズムの狂騒を冷徹に射抜…
『還って来た男』からすでに十八年(いや戦後十七年)経って、本作が作られる。戦後の復興目覚ましく、都会も巨大になる。旧「海軍中佐」伊藤雄之助の一家が住んでいるのは新興公団住宅の高層集合住宅で、それも「…
>>続きを読む格好が良すぎるというものですわ。
一室内で物語が完結しながらも、一切飽きを感じさせない多様な構図、カメラワーク、人物の配置。
貧乏人たちのもう二度とは地に手をついてやるものか、という執念。
「腐…
名作だなー。舞台がほぼ一箇所しかないのにここまで面白いのはすごい。家族全員詐欺集団みたいなことしてたり、各々の不幸を他人事みたいに笑ってるのに一緒にお昼に蕎麦食べたり、食卓を囲むことを望んでたり普通…
>>続きを読む©KADOKAWA 1962