ひらめく凧、男とのファーストキスに子供時代との訣別を感じる女のオレンジ色のドレスのゆらめき、手に取るようにその場の湿度と風の動きがわかる。ルノワールはそういうの得意だけどインドで撮ると空気の密度上が…
>>続きを読む現実に目を醒まして
ジャン・ルノワールがインドで撮影を行った初カラー作品。
配信などで画質が悪いものはいくらでもみられるけれど、デジタル修復版のBlu-rayでみるとまるで違う!
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「世界があって人がある」
この映画の主語は世界だね。
世界は変わらず流れている。世界があって人がいる。人間の生死も喜びも苦しみもある。
この映画のカメラは人の肩を一切抱かない。常に世界の高さにある…
印象派の画家、オーギュスト・ルノワールの息子、ジャン・ルノワールが監督した1951年の作品。
インドのガンジス川流域で暮らす、イギリス人の少女ハリエットは、6人きょうだいの長女。ジュート麻の工場長…
牧歌的な女の園に亀裂をもたらす、余所者の男。男は去り、少女たちの傷口は塞がり、大人の女性へと成長していく。
唯一の男きょうだいがコブラに噛まれて死に、女たちは悲嘆に暮れる。時は流れ、新たな妹が誕生…
ウェルメイドな作品の特徴に、あらゆる要素(キャラクター、脚本、演出、世界観、テーマ)の統一感、一体感が挙げられる。相互に影響しあい、どれをピックして語ろうにも、どれかピックされなかった要素が絡みつく…
>>続きを読むリゾートのような雰囲気すらある美しい住居と柔らかい色彩に、イメージ上のインド然とした河のまわりの剥き出しの人々。その融合だけでもなかなかカオスなのに、宗教色が濃くなったり哲学的・詩的なことを言ったり…
>>続きを読むまるで河の流れのように、ある一定の方向へ留まることなく進み続ける人生[時間]。その流れに抗うことは最早なんらの意味も成さず、ただ全てを受け入れて身を委ねることこそ、生き方としての最適解である。そう、…
>>続きを読む人間それぞれが抱える問題と、決して思い通りにはならない現実と、非情にも変わり続けていく時の流れに対してルノワールは常にその側に美しい緑と女優の軽やかな移動を用意する。それはアメリカ映画的な明と暗の対…
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