巨万の富を得た銀行頭取一家の物語。
父・佐分利信はじめ一家の配役だけでも錚々たる面々だが端役まで濃い!
苦悩する長男と畜生祖父の二役を演じる仲代達矢。
部外者ながら裏番的立場の京マチ子の凄み…
財閥一家のドロドロと経済界と政治に纏わるドロドロの物語。
当時の上流階級の女はみんな夜はネグリジェを着る。男はブランデーくるくる。
京マチ子姐さんは撮影時50歳かな、どアップで映し出されるお顔の乾…
【1974年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
社会派映画の巨匠・山本薩夫が『白い巨塔』に続いて山崎豊子の小説を映画化した作品。佐分利信、仲代達矢、京マチ子ら大スターの競演ということもあり197…
3時間半があっという間に過ぎ去った。
関西の財閥を中心に政財界の人々の摂政を丁寧に描いたもので、硬派なテーマなのになぜか観ていてワクワクし、次の展開を待ち侘びている自分がいた。
最近最終回を迎えたT…
神保町シアターさんの特集企画『生誕百年記念 小説家・山崎豊子 華麗なる映画たち』(2024年10月12日(土)~11月1日(金))もいよいよ最終週。
本日は『華麗なる一族』(1974)を鑑賞。
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1980年8月25日、文芸地下で鑑賞。(2本立て)
山崎豊子の原作は映画より先に読んでいた。原作イメージに沿った豪華な配役と山本薩夫監督の骨太な演出により、映画も素晴らしい作品となった。
出演者:…
これも大変な傑作。山崎豊子は神。2枚組210分なので「不毛地帯」とか「白い巨塔」よりダレる瞬間がないでもないが、最後の展開に唖然…。
あと仲代達矢は「不毛地帯」の壹岐正役の方がハマってるので、この…
このレビューはネタバレを含みます
難解、長時間、多数のキャストという負の三拍子が揃っているが、各々の役者の演技力によってそれらが帳消しにされている。
万俵財閥という華麗なる一族の華麗なる躍進の物語だと思いきや、描かれているの…