予想通り、ジョナス・メカスの作品はすべて一気に見たほうが良さそうだ。今回は東京都美術館での展示に先立って鑑賞。他の作品も近日で上映されるとありがたい。
生きることと撮影することが同義になることによ…
簡単な英語の並びなのに、ナレーション(詩)がとても良かった。
最初はだいぶうとうとしてしまったけれど、いくつもの言葉が残っている。
失うことへの、忘れることへの恐怖。でも映像は色褪せながらも残り、忘…
6リール目が抜群に良かった。ロードムービーの質感を漂わせつつ、秋の色彩や大地と風、潮の匂いが臨場感をもってスクリーンから迫ってくるようで。自然豊かな風景も人びとの親密な様子も、カメラに映るすべての事…
>>続きを読むカメラを手に入れてから、日が経つにつれて撮り慣れて上手になっていく様子
対象を決めてしっかり撮ったり、綺麗に撮ったり
その段階が見えていく面白さが凄い
何事も続けると手に馴染むことの豊かさ
…
日常のスケッチによって目の前の光景を主体化していくメカスの眼差し。
やがて失われゆくものたちをそれでも見つめ続け写しとることで世界と関わっていこうとする作家の眼としてのカメラを共に覗くような鑑賞体験…