初期のフランソワ・オゾンの倫理観に欠けたぶっ飛び具合は誰にも真似できないオリジナリティがあってキワモノ好きからしたらたまらない。徐々におかしくなり始めた家族のゴタゴタが、最後の方で思いがけず誰にも予…
>>続きを読む初期オゾンを次々と観ているが、これはハマらなかった。
相変わらずのオゾン調全開の作品だったが妙に単調に感じたし、何より色使いが全然ダメだと思う。
アルモドバルにも同様の感想を持つことがおおいが、過剰…
フランソワ・オゾン監督による原題『Sitcom(シチュエーション・コメディ)』
円満そうな上流一家。ある日、父親がペット用に一匹の白ネズミを買ってきたのを機に、家族に異変が巻き起こる。
立派な家に…
原題であるシットコムは観客をスタジオに招き入れて、生の現場で笑いを取り入れるアメリカのTVのコメディ作品でよく使われる形のこと。
もちろんこの映画にも笑いはある。しかしそれはブラックユーモアのそれ。…
細かいことはすっ飛ばして、とにかくシュール。ジャンルレスなぶっ飛び映画。
奇人変人が場面を強烈に彩るがその中に潜む本当の異常さ、家族の問題点を抉る後半の展開にはあっぱれというほかない。
今までに…