網走番外地 悪への挑戦の作品情報・感想・評価・動画配信

網走番外地 悪への挑戦1967年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.5

「網走番外地 悪への挑戦」に投稿された感想・評価

少年らが、水前寺サウンドからのロックサウンド、で
踊り騒ぐ場面がエネルギッシュで好き。
なぜ、この「いっぽんどっこの唄」…?謎だったが、
いっぽんどっことは、博多織りの男帯の模様の一種だそうです。 
地域密着してる映画、ドラマっていいな。 
 
仕事場まで少年らと走る場面も、
キラキラしてて素敵。
健さんというより、加山雄三さんに近いかも(笑)


  
5作目以降、演出面でくたびれが目立っていたシリーズが9本目でついに持ち直した! うれしい!

まず、元囚人である健さんが不良少年たちを教育する側に回ってそれまでと立場が逆転する『ダーティハリー2』のパターンですでに面白い。『続網走番外地』で使われていたジャジーなBGMが再登場し、不良少年たちが『ウエストサイド物語』のマネをして健さんを威嚇する。

なんの説明もなく通りすがりの健さんが立てこもり犯(小林稔侍)を撃退する冒頭のハッタリも素晴らしいし、前田吟(映画初出演らしい)、谷隼人、石橋蓮司のいる不良少年更生施設のメンツも濃い。さらに今回は『キューポラのある街』で北朝鮮に帰っていった市川好郎や、輝男監督がシリーズの合間に松竹で撮った『日本ゼロ地帯 夜を狙え』からスライドしてきた真理明美もおり、健さん的には他流試合の趣きもある。今回の三原葉子はまさかの老け役で、使い勝手がよく、決まりきった役ばかりやらされているグラマー女優の真の実力を見た。

これまでのシリーズで一切無視されてきた各作品との関連性が、第1作の回想を挟むことで初めてハッキリと示されるが、これがかなり効果的。健さんと谷隼人とアラカンの男同士のゴリゴリブロマンス強調演出も、今で言うBL感をかなり意識的に匂わせており、その先見性には驚くばかり。

鬼寅親分の大活躍については観てのお楽しみ。ロケ地の博多の場面で一瞬映る映画館の看板に、今まさに観ている映画のビジュアルが「近日公開」の文字とともに…どんだけ時間がなかったんだ😰

ここまで9本連続で撮り続けた輝男監督のラストとなる次作では健さん以外のレギュラーをほぼ排除して、1作目のドス黒い作風に原点回帰したセルフリブートなので、娯楽映画としてはこの9作目が一区切りとなりそう。
NR

NRの感想・評価

3.5
白いつなぎの健さん、似合います。

「パリッと!」「シャキッと!」「ミステイク…」
今回も楽しめました。

健さんの最後のセリフに、胸がグッと熱くなります。
さやか

さやかの感想・評価

4.5
網走番外地マラソン9周目
全10周なので、1 more left !!

サブタイトル「悪への挑戦」。
ちょっと今までと雰囲気の違う響き。

不良少年達を社会復帰させる寮で働く健さんが、少年達と触れ合う。

しかし地元の暴力団はそんな少年達を兵隊として手に入れたい。汚いあの手この手で、まだまだ精神が不安定な少年達を悪の道へ引き戻そうとする。

さあ、健さんどうする⁉️

今回は健さん演じる主人公、橘真一自身の真の怒りを感じる凄まじい立ち回りに目を奪われます。
心情表現も良く、特に谷隼人演じる1人の少年と兄弟の契りを交わす夕暮れのシーンはシリーズ屈指の名シーン。

お馴染みの出演者達は今回はいつもの刑務所仲間ではなく、健さんの行く先々に登場する別の人物達。アラカン演じる鬼寅は、普段は「急に現れる頼れる助っ人」が多いが、今回はその反則技を封印し、前半から普通に物語に入り込む。そして4作目から5本連続出演の大原麗子は今回の出番はなし。これらの変化はちょっと寂しかった。

石井輝男の撮ったシリーズ10本は残すところあと1本。まもなく制覇するのが、もう名残惜しくてたまらない。

演出上の遊び⁉️
祭りのシーンで、山車が東映の映画館の前を駆け抜ける時チラッと映る「近日公開」の看板。
その映画は何と、本作「網走番外地 悪への挑戦」😁❗
yumi

yumiの感想・評価

4.1
はぁ〜、最高!!

指パッチン
太鼓
親指の糸
田中邦衛さんのトラック運転手
クライマックスの立ち回り
御輿

見所が満載すぎる!!

「(たけし)熱い血が通ってんのがわかるか」
「(春子)人間、綺麗か汚いかは体が決めるんじゃねぇ、ここだ、心が決めるんだ」

などなど、名言も盛り沢山。

そして、たけしの就職祝いのシーン
健さん、たけしにウインクしたよね!?
え、格好良すぎる!!しかも2回も💕!!
就職祝いに鬼のような形相で和太鼓叩いてくれるアラカン最高か。
oVERSON

oVERSONの感想・評価

4.7
9作目にしてこのエネルギーは凄い。
網走の仲間がもう他人同士なのがかなり寂しい。
シネマヴェーラ石井輝男13回忌特集で谷隼人さんのトークショー付き。
【健さんが昔の博多で大暴れ】

福岡市総合図書館にて。

網走から出所した健さんが、博多で大暴れ。ということで、今日は平日にも関わらず、来客多数。ほとんどご高齢な方々ですが。
ストーリーはいつもの通り。なのですが、昔はつまらないと思っていた予定調和な展開も40を越えた今は心地よく、ゆっくりした気持ちで過ごすことが出来たかと。
健さんの演技はみんなのイメージ通りの健さんなのですが、これぞ王道であり、今は亡き、そして今の世には居なくなったスターでしたね。
そして、山笠の裏で大暴れした健さんは、網走に帰って行くのでした。
渋い。
網走刑務所を出所した男(高倉健)が、九州博多の保護施設に従事するうち、昔の自分を思い起こさせる青少年と知り合う。高倉健主演の人気シリーズ第9弾。

網走から出てきた主人公が「オレを反面教師にしろ!」とでも言わんばかりに、背伸びしたがる青少年たちを諭していく。小林稔侍、石橋蓮司、前田吟、谷隼人など、後の名優たちが施設の悪ガキとして登場する。

高倉健と谷隼人が義兄弟となり、有象無象の輩に接触していくのがメイン・ストーリー。敵対組織の傀儡にされている川津祐介が、谷隼人の境遇に同調していく展開が熱い。

高倉健の獅子奮迅ぶりが堂に入ったものであり、平成の時代に絶滅した、「強きをくじき弱きを助けるガキ大将」を再確認することができる。また、祇園山笠の場面では「網走番外地のロケ敢行」を報せる看板が背後に見えている(おそらく意図的な演出)。
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