たまにはしずかな映画をみよう。
突如、失語症に陥った美貌の女優エリザベート。海辺の静かな療養所で、付き添いの看護婦アルマと過ごすことになる。通常であれば接点のない二人が、共同生活の中で少しずつ距離…
やはり、自己の内に存在する他者とその他者に対する加害性の軋轢は、感動や忠告や衝撃を生む。冒頭のモンタージュ、脈絡の欠乏とも捉えられるカットは、むしろ全体としてアイデンティティを確立させないよう機能し…
>>続きを読む娯楽的ではなく芸術的な映画の部類で、人によってはかなり疲れる映画かな。人間の残酷性と美が批判も称賛もせずにただそれを本質として描く。むしろその描き方が芸術として昇華されてる。そして人は善か悪どちらか…
>>続きを読むペルソナという、タイトルにも使用されたカール・グスタフ・ユング(1875 - 1961年)による深層心理用語から、人が社会的な仮面を被りながら生きることと、その仮面の下に隠れている本心との、揺れ動き…
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