このレビューはネタバレを含みます
緻密な映像と多層的なメッセージが美しく融合しており、表現に一切の隙がない。社会において役割を演じる苦悩や、自分らしさの脆弱性を痛感した。服装や髪型さえ記号的に捉えられるため、時間をかけて解釈を深めた…
>>続きを読む【トラウマの再生装置】
名取さな「きらめく絆創膏」MV批評で書いた文の一部です。全編はnoteにアップしています。
仮面とペルソナと名取さな~きらめく絆創膏MV批評▼
https://note.c…
悪戯のようにモンタージュされた実験的なオープニング、一瞬で切り替わる顔の映像と白い背景に黒い文字のタイトルバック、最初と最後に登場する投影された巨大な女の顔をなぞる少年のショットがめちゃくちゃかっこ…
>>続きを読む自ら提示して魅せてるつもりが観られているのだと気づいた時の自尊心の揺らぎから心のおさまりが悪くなり言葉に対して嫌悪する。観ているの側は安全圏だけどそれは無だから出なくちゃいけないのに難しい。なんて言…
>>続きを読む自我の揺らぎと不安定さ、見る/見られるという逃れられない関係性。圧倒的な表現力だった。強烈なイメージを残すオープニングや、終盤での2人の視点から繰り返すシーンまで、意味や理屈を超越した芸術性があった…
>>続きを読む俺が映画監督なら、コレを観て制作をやめる。 コレを観て『ファイト・クラブ』をつくったデヴィッド・フィンチャー、『マルホランド・ドライブ』をつくったデヴィッド・リンチは、そういう意味で気が狂っている。…
>>続きを読む女優である彼女は、
生身の彼女と、周りから見られる彼女の違いに怯え、
周りから見られる彼女に合わせるように
「私は幸福だ」と言い聞かせた。
しかし、「私は幸福だ」と言い聞かせるたびに、
私以外の何…
ベルイマン監督に苦手意識があった為、ずっと観ていなかった自分自身に「なぜ今までこれを見なかったんだ!」と腹が立ちました
芸術映画という言葉を聞いたら、まずこの作品が一番に頭に浮かびます
見守る側から…