このレビューはネタバレを含みます
冒頭の車内での三人の横並びショットからワクワクした。回し飲みする様子から親交の深さが伺える。直後のもつれながら家に入る様子を上から捉えたショットも。そのあとはずーっと爆発的な三次会テンション。顔が見…
>>続きを読む寄りの美学。
ジョン・カサヴェテス監督が、自宅を抵当に入れてまで資金を集めて製作した本作は、今ではインデェペンデント映画の代表作とも呼ばれるほど斬新なプロットと手法で、離婚の危機に陥った夫婦を追い…
中年の危機、というよりかはもっと本質的な対話不全の話だと思った。
ラストの階段シーン、陰影での演出は目を見張るものがある。
撮影された家がカサヴェテス本人の自宅というのを知り、また自主制作で作られ…
『フェイシズ』の批評からは離れてしまうのだけれど、今作や『ハズバンズ』を観ることで、いや、観たから濱口竜介の『ハッピー・アワー』、『親密さ』、『偶然と想像』、『PASSION』で試みようとしたこと、…
>>続きを読むどうやったらこの脚本で成立すると思えるんだ。
ただ不倫して騒いで怒って笑うだけのストーリーのはすが、こんなにも機微に富む。
怒りがシームレスにご機嫌に変わって、高揚が急に冷たくなる凍る。
身体も心…
(C)1968 JOHN CASSAVETES