何かを「表現」したのでなく、何かを「再現」した映画の様に感じる
その何かは全然解らないけれど、誰が観ても一目で解る計算し尽くされた画面から感じるある種の冷徹さ(この映画の印象そのものである)には、作…
左岸派アランレネの目眩く映像とストーリーが魅力のドラマ
信用できない語り手がいることと時間軸をぐちゃぐちゃにした構成のせいで何が現実か分からない(注意深く見ると分かるらしいが)
モノクロな映像が作風…
「あなたと共に暮らすのは死よりも辛い。二つの棺桶のようだ……」
ロブ=グリエの作と思われる詩句の朗読を背景に舐めるように壁を這うカメラ、変わった演出の冒頭だなと思いきや、全編この調子なのである。意…
©960 STUDIOCANAL - Argos Films – Cineriz