去年マリエンバートでに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『去年マリエンバートで』に投稿された感想・評価

名前を持たない男二人と女一人の記憶と時間を巡る物語。ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞受賞。

ヌーヴォー・ロマンの旗手 アラン・ロブ=グリエが、まず4本の脚本を書き、それをバラバラに繋ぎ合わせて構築…

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だむ
3.8

時間と空間の表現がすごく面白く構図や美術も素晴らしかった。逆にその表現方法によって難解な映画になってしまってはいるんだけど、拗らせた映画ファンなので「逆にこういうの良いよな〜」となってしまった。古い…

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凄い立体感…。人物、美術、影、その1つ1つが浮き上がって存在してるように見えた。グリーンバックの映画とは対極的だ。
時間停止の演出、人物が微妙に動いているんだね。
唯一性はあったけど、94分に見合う…

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gena
4.0

アラン・レネ監督✕アラン・ロブ=グリエ脚本の難解で幻想的なアート作品。催眠術にかけられました。 これは豪華なホテルの回廊に閉じ込められたような閉塞感と毎日同じパーティーの日々が続く空虚を味わう作品。…

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自分には合わなかった・・・★3.2

 素晴らしい映画なのかもしれない。豪華なお城、綺麗な女性、簡単そうで難しいゲーム・・・。詩で飾られた言葉が何度も繰り返される・・・。
 個人的には美しくてお洒落…

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il
3.3

85.


初見殺し時止めAVの芸術的昇華。
動く絵画としての人物、建物。モノクロームの濃淡による荘厳なシーンの継ぎ接ぎ。

ロブグリエ脚本の黑澤明「羅生門」オマージュによる現在、過去、2人の人物に…

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hu
3.6

見たは見たんやけど難解すぎるやろ…
とりあえず無駄な動きとか演出を極限まで削ぎ落としてそれぞれの脚本に向き合わせたい意図は感じた。それが逆に変な効果を生んでて、登場人物がいるにもかかわらず不在そのも…

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3.9

左岸派アランレネの目眩く映像とストーリーが魅力のドラマ
信用できない語り手がいることと時間軸をぐちゃぐちゃにした構成のせいで何が現実か分からない(注意深く見ると分かるらしいが)
モノクロな映像が作風…

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「あなたと共に暮らすのは死よりも辛い。二つの棺桶のようだ……」

ロブ=グリエの作と思われる詩句の朗読を背景に舐めるように壁を這うカメラ、変わった演出の冒頭だなと思いきや、全編この調子なのである。意…

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ミチ
3.4

このレビューはネタバレを含みます

全てが作為的に整っている不気味さがある意味頭の中で思い出を無駄なものなく美化しているという感覚で見れば腑に落ちるというかもうふたりは実は死んでいて毎年の風物詩として「去年マリエンバードで…」→「2年…

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