これは、超上級ホテルという閉じられた空間の中で繰り広げられる大金持ちどもの贅沢な戯言である。にもかかわらず注視すべき何かを内包するがゆえに、今だに語られ続ける作品なのだ。
好むと好まざるにかかわら…
20年ぶりに見直した。ブルーレイでの画質は素晴らしい。ブルーレイの威力は白黒映画において、その効果が極まると僕は最近思う様になってきた。白黒映画は色彩を使わないだけに、白と黒の色の濃淡の見せ方が勝負…
>>続きを読むモノクロでシンメトリーな映像。バロック的で折衷的、神秘的であり、同時に珍しい映画だった。
光学系と厳密にスタイル化されたモノトーンの画面構成によって、夢へ吸い込まれそうになる。
迷路、公園も城も遠く…
地縛霊ってこんな毎日を過ごしてるのかもと思った。
執着とか迷いとか後悔を映像化したとかなのかな。
急にみんなピタッと止まったり動き出したりが不思議なリズムで心地良い。
意識の強弱が表されてるのかな…
いよいよ全く観た衝撃を言葉にできない凄まじすぎる映画。頭おかしくなるかと思ったくらいしか書けねえ。
多分、ポストモダン哲学とかシュールレアリスムとか現代音楽とかサミュエル・ベケットとかそういうのてん…
とにかく小気味いい。
映画館で観るとチェンバロが爆音で良い。
めいめいの方向を向いて立ち尽くす人々とその無表情、ゲームに負けたときのあの顔、鎖骨に手を置くポーズ、射撃、庭。
全て変なのに、全てが正…
©960 STUDIOCANAL - Argos Films – Cineriz