このレビューはネタバレを含みます
深沢七郎の同名小説を木下恵介が脚色し監督した時代劇。戦国時代を舞台にしているものの、武将や合戦が中心ではなく、市井の人々を取り上げた異色作となっている。
モノクロ映像に着色したパートカラーについては…
1960年公開。
1400〜1500年頃の農民たちは、このような暮らしだったのかなあと思いを馳せながら鑑賞。
掘立小屋に住み、囲炉裏を囲んでご飯を食べ、
ゴザで寝る生活。
若者たちはこのような暮…
戦国時代、笛吹川の側に暮らす百姓一家
一旗揚げようと、戦に出る息子たち
武田は負けるが、その敗軍に、子ども達は4人とも付き従う
母親は敗軍を追いかけ、子ども達に、家に帰るよう必死に説得するが、全員が…
戦国時代は武田領 甲斐国。笛吹川のほとりで暮らす貧しい百姓一族の生き様を、武田信玄誕生から武田家滅亡までの約60年余かけて描く。
武田家という領主に振り回される庶民たち。気に入らなければ殺され、家…
10年ぶりぐらいに再見。
木下監督の演出と脚本が素晴らしい。
武田信玄が生まれてから勝頼が死ぬまでを、笛吹川をはさんで川の向こうで行われる戦さに振り回される農民六世代の話し。
武田信玄を英雄ではなく…
戦国時代、武田家の興亡に弄ばれる貧乏な百姓一族を何世代にもわたり描いた作品。諸行無常の世界。武田家の戦に出て死に、あるいは武田家に殺される身内がいる中で、若者は「先祖代々世話になってきた」武田家のた…
>>続きを読む兵農分離が進んでいなかった戦国時代。百姓の家に生まれた若者は立身出世を夢見て戦場に赴き?命を落とす。それが何世代にもわたって繰り返す。なかなか興味深く思えるところもありますが、モノクロに不自然に着色…
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