【1977年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
新藤兼人が津軽三味線を全国区にした第一人者、高橋竹山の半生を実際の映像と組み合わせながら描いた作品。
奇しくも同じく盲目の瞽女を描いた篠田正浩『…
「津軽のカマリ」を見た後に見たせいもあるけど竹山のボサマとして生きる生活が楽しげでぬる過ぎるように感じた。
隙があればどんな場面にでも面白おかしいコメディータッチの演出を入れようとする日本映画の弊害…
コンセプト系軟弱アーティストはひれ伏すがよい!と思った。
津軽三味線の咆哮するような音色がすごい。高橋竹山の悲惨な乞食旅を通して迫ってくる。「芸人」の本質は卑賤としてカースト的差別を受けるものという…
初代高橋竹山もところどころで登場する、ドキュメンタリーが混ざったような作風。雪の景色が厳しくて美しい。竹山役は林隆三じゃなくて、もっと他の人で適役がいたんじゃないかと思わなくもない。林隆三さんは嫌い…
>>続きを読む高橋竹山(ちくざん)というのは、青森や北海道で、津軽三味線を担いで坊様(ぼさま)をしていて、津軽三味線としては史上初のLPを出し、さらにはアメリカ公演をするほどにまで登り詰めた方。坊様というのは、あ…
>>続きを読む新藤兼人監督作品。良かった。三味線ロードムービー。高橋竹山さんの青春を描いた作品で、本人も登場し、語りもある。ドラマとドキュメンタリーを融合したスタイルの作品。ちょっと前に観た「津軽じょんがら節」も…
>>続きを読むこの映画「竹山ひとり旅」は、津軽三味線を一地方のささやかな芸能から、民族的な芸術のひとつにまで押し上げた、高橋竹山の青春時代を描いた作品だ。
竹山の三味線が聞けて、それが素晴らしいことは言うまでも…
半盲目の津軽三味線奏者である高橋竹山の放浪の物語。
子供の頃に麻疹で半盲目となった為、母親が近所の三味線芸人の所に入門させたことにより三味線の道に進んだ高橋。主に東北地方を中心に周る門付芸人としての…
予想とはかなり異なる
三味線演奏家・高橋竹山氏の艱難辛苦物語と思いきやさにあらず。
悲惨・熾烈・苛烈な場面をこれでもかこれでもかと畳みかけるお涙頂戴ものと予想していたが、竹山氏のそれぞれ異なる女性…