【1977年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
新藤兼人が津軽三味線を全国区にした第一人者、高橋竹山の半生を実際の映像と組み合わせながら描いた作品。
奇しくも同じく盲目の瞽女を描いた篠田正浩『…
2025.02.02
監督.脚本:新藤兼人
出演林隆三(高橋定蔵)
乙羽信子(母 トヨ)
倍賞美津子(第二妻 フジ)
殿山泰司(佐兵衛)
観世栄夫(佐倉重太郎)
川谷拓三(泥棒 …
DVDにて鑑賞。(配信なし?)
新藤兼人監督作品は傑作『鬼婆』以来2作目の鑑賞。
津軽三味線を全国に広めた名人、高橋竹山の苦難に満ちた半生を描く。
厳しい雪国の情景に廃船の連なる風景…画面の美し…
(以下、15年くらい前に書いた感想です。)
本作には、もうブッ飛んじゃった。
流石だ新藤兼人監督としか言いようがない。
そこらの凡人監督とは目の付けどころが違う。
本作は、
近代映画協会と株式会…
「津軽のカマリ」を見た後に見たせいもあるけど竹山のボサマとして生きる生活が楽しげでぬる過ぎるように感じた。
隙があればどんな場面にでも面白おかしいコメディータッチの演出を入れようとする日本映画の弊害…
初代高橋竹山もところどころで登場する、ドキュメンタリーが混ざったような作風。雪の景色が厳しくて美しい。竹山役は林隆三じゃなくて、もっと他の人で適役がいたんじゃないかと思わなくもない。林隆三さんは嫌い…
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