【犬顔イケメン、受難の日々】
『浮き雲』『過去のない男』に続く"敗者三部作"の第3作目。
長らくのClipしっぱなし作品。
主人公▶︎警備員・コイスティネン
これまたピュア過ぎて損するタイプの主人…
このレビューはネタバレを含みます
アキ・カウリスマキ監督の敗者3部作の最終章。
うわ またしても不幸のどん底やないかい!
騙され服役までするやなんて……。
カティ・オウティネンがスーパーのレジ係で一瞬しか出てこなかった。
フラ…
情けなさを描く時の、はたから見たら滑稽に思われるかもなみたいな自分自身への眼差しがあるような気がして面白かった。
その人の心情を表すような直接的な詩が、思い詰めるような表情の主人公の横顔と重なる時…
どんなつらい現実も無表情で受け入れる主人公は どんなわたしたちのことも受け入れてくれるカウリスマキの懐の深さを感じる
孤独でも お金がなくても 犬を大切にしたり 花を飾ったり コーヒーを飲んだり …
フィンランド旅行を終え、敗者三部作も終えようということで3作目を。
一作ごとの繋がりはないが、今作はもっとシンプルに負け続けだった。
しかしもちろんそんなことは重要じゃない。引きでの風景が多く描かれ…
アキ・カウリスマキ監督作品初鑑賞。
主人公、一見クールなキャラクターだが、かなり純粋な人物。
最初に女性と出会うシーンの演技が特に印象的。主人公は瞬きも身動きもせず、女性を凝視し続ける。そして、…