岡本喜八のフィルモグラフィーとしては後期の作品。また製作にあたるATGも後期の作品となり、どことなく「日本映画」自体の後期とも言えるし「戦後」を描く作家たちの晩年とも言えるような映画でもある。
た…
「逸脱者」の話をしてたらコレすすめられて観てみたら超面白かったー!バブル東京を去り長らく住んだ超僻地暮らしを、ずっと都会にいる友人に「ヒッピーみたい」と形容されるとムッときてたのだけど「そっか。私の…
>>続きを読む素晴らしい国家論映画。
喜劇としてきっちりと作劇しながら、そこに国家の姿のバカバカしさを描いてはいるのだが、実際には逆であり国家こそが喜劇ではなかろうか。
この作品が作れたのは、岡本喜八監督だからで…
自らを独立国‘’ヤマタイ国‘’の閣僚と名乗る非行老人グループと、非行少年との奇妙な交流を現代日本の国家に対する強い風刺を込めて描いたブラック・コメディ。
冒頭での日本人の平均寿命のシーンは、『肉弾…
オープニングからオシャレだった。
こういう、老人達が元気でマヌケで騒がしく楽しくワイワイやってる映画もっとやってほしいな。
あと最初の方の「夢の80歳代へ」みたいな新聞の見出しがちょっと衝撃だった。…