誰でも人生の袋小路に遭うことがある。
本作の様な経済的だけでなく、精神的にも。
そんな人生の一場面を見てる様な映画だった。
袋小路の中で、主人公にとって相棒以上の存在である愛犬ルーシー為の一瞬の魔、…
愛犬ルーシーと旅するウェンディ。ところがウェンディは万引きで警察に捕まりルーシーと離れ離れに…。
冒頭の長回しから素晴らしい。犬と戯れ合うウェンディを横に移動しながら見せていく引きのショット。ウ…
人生のいくつかの場面で遭遇することになる、出口の見えない袋小路のような状況。ケリー・ライカートは、そうした状況や場面を、好んでモチーフにしているように感じる。
西部開拓史以来、移動することが1つの…
悲しい…
物語の中で何度も出てくる
金額のラインがリアルで背景描写が
上手だな、、と感心してしまった。
ラストもなんとも言えないし
その中でもルーシーとウェンディの
瞳の力強さが印象的だった。
…
ケリーライカートの描く世界は得体のしれない焦燥感が常にあるかんじ。ゆったりと流れる時間とは裏腹に、なにかが崩壊しかける嵐の前の静けさみたいな一瞬を描き出すのがほんとうに上手い。ピリピリしてる。ウェン…
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