大人は素直になれずに、自分だけの傷を抱えて生きている
テキサスの不愛想な景色たちは何も語らない
人の人生は、たった2時間半では語り切れないほどの感情が絡み合うドラマで。
今まで抱えて来た思いを知…
トラヴィスは自分が傷つくことを極端に恐れていて、それで彼の奇行はだいたい説明がつくと思った
後半でトラヴィスがとった決断は若干無責任にも見えるけれど、父でありたいが責任を負う元気はないという葛藤の…
パリ、テキサス。そこはテキサスのなかにあるパリという紛らわしい名前の土地で、ある男にとってのはじまりの地であり、夢見た幸せな暮らしを象徴する土地でもあった。
4年間行方不明だった兄トラヴィスがテキサ…
四年前に失踪した兄が行き倒れていたところをいま病院が保護しているという電話が入り、弟が迎えに行くと、兄はまったく喋らなくなっていた───
という出だしからは想像もつかない展開だった。ミステリーという…
ヴィム・ベンダース監督のロードームービー。
1984年、西ドイツ・フランス合作。
カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いた傑作。
学生時代に一度観て以来、久しぶりに鑑賞した。
妻子持ちだったトラヴィスは…
なんだかんだ好きだ。画面の発色が良すぎる。
親子で物理の話ししてる所とかもいい。こういう、スティーブン・ショアの切り取る世界というか、「モーテル、ガソリンスタンド、ダイナー」みたいな「アメリカ」が見…
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