【戦後15年そこそこでこの映画を!】
ピアノレッスンを終えて家路に急ぐあどけない笑顔。
ナチスによって収容所に送られ両親を殺された後の絶望的な泣き顔。
身を挺して「KAPO」となり収容者を管理…
久しぶりにホロコーストの映画を観た。
「シンドラーのリスト」のようにモノクロで次々と映し出される惨劇は、歴史的事実と受け止めようにも拒否反応が出てしまう。
朝から晩までの強制労働、粗末な食事、お…
【詳述は、『MINAMATA~ミナマタ~』欄で】色んな意味でやり過ぎの作だが、ハッとするドキュメンタリー偶発性トップレベルを超える視角の驚き頻発の序盤の後、やりすぎだろうドラマが続く。5~10年?ぶ…
>>続きを読む原題は『KAPO』。邦題の『ゼロ地帯』よりも原題の方が絶対良い。何故ならこの「KAPO」には人間らしさを感じるから。
14歳の少女エディットは目の前で連行される両親を追い、自身も強制収容所へ輸送さ…
当然かなりキツい内容ではあるが、知識人たちがアウシュヴィッツの表象不可能性について侃侃諤諤するより前にこれほど正面から収容所を劇映画にしてしまってるひとがいたことに驚く。しかもヒューマニズムとラブロ…
>>続きを読む「ゼロ地帯」
本作は女流作家エディス・ブリュックの原作をジロ・ポンテコルヴォが監督したナチ強制収容所のドラマで、この度ようやく国内で初ソフト化され、BDを購入して初鑑賞したが傑作。脚色はフランコ・…
生きる為にナチと寝て嫌われ者のカポとなる少女の収容所での生き様と女囚達。エマニュエル・リヴァ演じる賢く誇り高い彼女が崩れ去っていく様や諦めを決意した顔、ガス室へ行く両親を目撃した時の慟哭の顔、顔、顔…
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