走る、殴る、物を壊す、舟を漕ぐ、とひたすらアクションを駆動させて来た原田美枝子が盲目になって以降、そのアクションが封じられ、結果的に物語の残酷さを浮き彫りにしている。
夕陽をバックに見送るようなラス…
このレビューはネタバレを含みます
主人公の少女りんちゃんは獣じみた野性児であり、売られるまでは狩りをして暮らしていた。
野兎を狩って「ババ!肉だぞ!」と帰宅する姿はドラゴンボールの孫悟空みたい。
この映画は「薄幸の少女がそれでも強く…
女をいたぶる増村保造。
女になりたくないという、頑なな少女の意志とは逆に、とことん売女として成り上がっていく姿が痛々しくも力強い。
お遍路中の主人公が過去をフィードバックしていく描写が冒頭から続…
角川シネマ新宿で開催の溝口健二・増村保造映画祭─変貌する女たち─にて鑑賞。
すげーや、主演の原田美枝子さん。兎をとって食べる野生児から、騙されて売られた先で、売春の客に水をぶっかけたり、娼婦の先輩…
原田美枝子の小麦色の肌と勝気な眼差しに釘付け。少女にしかない放漫さと、商売女としての豊満さが武器。身をよじって泣きわめくシーンも、大地の祈りを聴くシーンも、感動モノだった。一人で生きていけるなんて思…
>>続きを読む母のお友だちからチケットを頂いたので公演最終日になにもかもサボって早起きして観にいった。
佐藤祐介がねー、かっこよくって。
なんでお前だけ髪の毛そんなやねんみたいな具合だけどアイドルっぽくて素敵。…
過激なんだけど、大げさじゃない。正直おりんという女の子の内面はあまり分からないのだけど、その異常な動きと、どこ見てるか分からない鋭い眼から何か切実なるものをくらう。
同じ言葉を繰り返すことから生ま…