初、ジャン・グレミヨン監督。空虚の描き方が秀逸だった。ブルターニュの寂れた漁村に華やかで奔放な町娘がやってきたことで崩壊していく人びと。そこに残るものはあるのか。あるとしたら何か。異様な空気が終始つ…
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白い足とあだ名される伯爵のいる漁村に1人の情婦がやってきたことによりそこに住む男女の人生が狂い始める。
宿屋の主ジョット、その愛人オデット、下女のミミ、白い足こと伯爵とその異母兄弟モーリスの5人の愛…
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人物の設定や話や場所が変わってたけど、脚本のほうが比率が高いし、みんなわりとお話の感情に寄り添った直情的で紋切り型の芝居をするので普通のメロドラマだった。出てくる人が善悪で白黒はっきりさせていないと…
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ミミは独りで一生懸命働いてきて、貧しく下等に扱われながらも、素敵な人から素敵なものをもらって、心に小さな灯が点って…
火が灯るシャンデリアはミミの気持ちを表していて、とっても綺麗だったな。
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ドロドロしたストーリーで、人間の愚かさを痛感する。夜の海や城の中の暗さと太陽や人々の明るさが対比して描かれており、彼らの言動を皮肉るようである。
モーリス伯爵の城の近くで宿を営む男ジョック。彼が連…
おもろ❣️グレミヨンに夢中です ミミが若い頃の大竹しのぶにみえてくる😂
「勇気を持って好きに生きる」とかいう玉の輿狙いのヤリマンも最初は嫌な感じで描かれるけどその奔放さというかなんかただ寂しいだけで…
ブルターニュ地方の小さな港町。酒場兼宿屋を経営するジョックが連れてきた情婦オデットを巡る男達の愛憎劇。
印象的なシーン
・ジョックは姪っ子と言うけど違う
・白いゲートルを子供が囃す
・せむしのミミ…
孤独に暮らす城主が住む港町を舞台に、一人の女をめぐる愛憎劇が繰り広げられるジャン・グレミヨン監督1949年作品。高貴と世俗が入り混じる複雑な人間心理に、一筋縄ではいかない人としての業が描かれて、観終…
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