「どん底」から這い上がろうとする盗人と男爵の生きざまを描いた人間ドラマ。
ストーリーは二人の考え方が対極的なのでわかりやすい。現状から脱却していくのか、或いは現状に安住するのか。
人生の分かれ道で…
[家財を差し押さえられた男爵の住まいに泥棒を稼業にする男が侵入。男爵は自殺するつもりだったが、泥棒が結果として止めることとなり、二人で一夜を飲み明かし、泥棒の常駐している安宿に迎え入れた…]
ゴー…
1936年製作。原作マクシム・ゴーリキー。脚色ジャン・ルノワール、シャルル・スパーク、E・ザミアチン 、ジャック・コンパネーズ。監督ジャン・ルノワール。
博奕で失くした600万円は博奕で取り返す、…
「どん底にやられたんだ」という台詞が印象的なものの、彼らの生活にはあまりどん底感がなく。。。レストランでの流れるような移動カメラと、ギャバンと伯爵が仲良くなったことを示す窓辺の形態類似ショットは美し…
>>続きを読むレストランの長回しのシーンが素敵だった。
「どん底」とは一変して華やかな景色になり、レストランにおける階級のユーモラスな掛け合いとコショウを丁寧に振りかける支配人のセンスが堪らなかった。
ペペール…