このレビューはネタバレを含みます
原作:谷崎潤一郎
はぁ...肝心なファム・ファタールの安田(大楠)道代がさっぱり魅力的じゃないので、全然ノラん。大胆な脱ぎっぷりだけども。
大好きな谷崎×増村なのに。
若かりし田村正和がカッコよ…
谷崎潤一郎原作の1925年の小説「痴人の愛」の1967年の映画化。原作では、主人公の譲治とナオミの年齢は、物語開始時点で28歳と15歳、実質的な終幕となる最終章1つ手前で32歳と19歳。しかし、これ…
>>続きを読むつい最近、原作に目を通したこともあり、あわせてこの増村保造版の映画を鑑賞。小説では譲治とナオミの主従関係が逆転していく様子にフォーカスされていたが、こちらでは離れるに離れられずお互いに依存し合うふた…
>>続きを読むなんと脱ぎっぷりのいい安田道代!パーティーで踊る(暴れる)小沢昭一がおかしい。まーちゃんこと倉石功の赤い車は「5555」のゾロ目。やはり、そういう奴だよな。赤い玄関扉の平屋住宅。扇風機が回るその部屋…
>>続きを読むオープニングのサイケな雰囲気からの工場インサート、そして連続ヌード写真と、前半は面白くなりそうだと期待していたが、中盤からは大きな展開がなく同じことの繰り返しに感じてしまい残念だった。シナリオが自分…
>>続きを読む序盤の方のキスシーンから「ナオミの日記」と書かれた赤い表紙の写真集につなぐ編集が素晴らしい。
単に気持ち悪いだけの映画にならないのは時折挿入される工業地帯のショットのおかげか。(否応なく『PASSI…
誰かを教育して自分の意のままにしようなんて考えている時点でまともな人間ではないし、それに応えようとするのも常識的ではなく破綻していく様は当然の結果だと思うのだが、離れれば離れるほど引力が働くかの様に…
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