忘れられぬ人々の作品情報・感想・評価

「忘れられぬ人々」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

 ペリリュー島の戦いを生き残った老人たちが霊感商法のグループの被害に遭ってリベンジする話。

 戦争を生き残ったけど、回想で戦場が描かれて朝鮮人の戦友を救えなかったことを忘れられずにいる主人公たち。1人で畑を耕して近所の子どもさんと交流をして、1人は老年の恋に燃えて、1人は奥さんが病気で入院の介護に忙しい。戦友の孫娘さんの彼氏がニートで職探しをしているときに怪しげなセミナーみたいなのに入って、それが霊感商法をやっているでかめの企業で……。

 老人たちを盗聴、盗撮は当たり前のグループにハマってしまった人たちの末路が最悪で、主人公たちの仲間にも被害が出ていって。

 個人的には名優たちを主演に配置していますが、真面目すぎてもう少し余裕な感じで見たかったですし、テンポや画面の構図が少し古臭い印象で、霊感商法グループとの戦いはほとんど後半だけで、メインは老人たちの戦争の傷が描かれていきます。そのためクライマックスの討ち入りで突然始まるバイオレンスが唐突な印象ですが、霊感商法グループに騙された人たちを救って、戦時中の記憶を忘れらぬ人々だった主人公たちが救われた人たちにとって忘れられぬ人々になるという映画でした。
yuka

yukaの感想・評価

3.8
闘うじいさんたちが頼もしい
米兵の子どもがとても良くて泣ける
FukiIkeda

FukiIkedaの感想・評価

3.8
これはある意味忘れられない映画になりそうです。
戦争と現在をコメディタッチに、しかしその時代の社会問題と多様性をも盛り込んだ作品。
太平洋戦争時のパラオでの戦友の3人のおじいちゃん達、1人はパラオで助けられなかった戦友(朝鮮人)の形見を胸に帰国したものの、空襲で嫁子供を失っており、戦後、堅気の道から外れるも、足を洗い今は都会から外れて畑仕事をしながら1人暮らしをする不器用ですけん的なおじいちゃん、もう1人は戦後日本に帰り、お見合い結婚をし、息子家族と同居するものの肩身の狭い生活をしているところで美人未亡人おばあちゃんに出会い心ときめくおちゃらけおじいちゃん、3人目は減らず口の女房と居酒屋を営んでいるが、そんな女房に癌が発覚してしまったてやんでぃなおじいちゃん。
そんな3人のおじいちゃん達の周りに忍び寄る悪徳商法の影…。
それと戦争体験がどう関係するんだという感じですが、実際にそういう経験をしてきたおじいちゃんおばあちゃんに今だってそういう詐欺が忍び寄ってるわけです。
畑仕事をするおじいちゃんになつく男の子の親は米軍だったり、当たり前のように許容してきたおじいちゃん達の複雑な気持ちもそこにあったりするのかな、、、と。
ベテラン俳優陣による安定感のある話の運びでした。
いくつになったって戦争の中を生きてる。静かな幕の落とし方がとても良かった。
NZR

NZRの感想・評価

3.8
主人公達が嘗て翻弄されたものも、最期に刃を向けたものも根幹は同じなのかもしれない。風見章子さんの訃報を知って観返したのだが、今もご健在なのは桂子師匠だけなのか。
🇯🇵横須賀。

戦争で生き残り、罪悪感のあった3人の老人。周囲の仲間達が悪徳商法に騙され、友人や愛する人の為に命をかけ悪徳会社に殴り込む!群像ヒューマンドラマ。

◉79点 不思議な魅力がある映画でした。

レンタルした記憶もなく借りてしまった作品でしたが、北野映画の竜三と7人の子分たちと似ていてシリアス版と言った感じがしました。

再度いぶし銀の老人達が戦う様がカッコいいです。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.0
ジジババ相手の詐欺企業なんて滅びてしまえ。けしからん。今作は霊感商法。しかも盗撮盗聴で個人情報を抜いてからピンポイントで古傷をエグるある意味丁重な手口。俺たちをなめるな!と三橋達也・大木実・青木富夫が殴り込み!青木富夫って突貫小僧かー!!コメディリリーフは手慣れたものな訳だ…この方俳優キャリア何年になるんだ…さてベテラン勢が静かな演技を見せてくれる良作です。

お話はタテ軸ヨコ軸よく分からんのが大変もったいないのですが、パラオの戦友各々のドラマです。部下として可愛がっていた朝鮮人兵士が致命傷を受けた時殺してあげられず、米兵に火炎消化器で焼き殺されてしまい、なぜ殺してあげなかったと苛む三橋達也。復員後は極道の道に進み、今では引退し横須賀で農家をしている。
また青木富雄は見合い結婚の妻を亡くし孫たちと同居。美人のおばあちゃまに恋をして押せ押せの浮かれモード。超かわいい。この美人も夫を戦地で亡くし、子供を空襲で焼かれた事を今も思っている。軍医の大木実は長年の連れ添いと居酒屋経営を続けているが、妻に迫る死の影に怯えている。そこに忍び寄る霊感商法…

高校時代観てよく分からん映画だなという印象が強かったのだけど、もうちょっとまともなレビューを書きたいと再鑑賞。相変わらず自分の記憶力はアテにならん。でもよく分からんとなるのも仕方ない。とても散らかっています。とはいえ見づらい事はなくググッと見入ってしまった。
ラストは質感がまるで変わってVシネです。ちょっとスゴい。なんか勿体無い…のは確かなんですが、中々のエネルギー量。よかったです。
篠崎監督の三代名優の織りなす異



篠崎誠監督。  

あんまり見たことない邦画だった。

中盤あたりから急にガラッと映画の雰囲気がかわる。

ラストはあまりにも前半の和やかな感じとはまるで違い

「まじかよー」と思った。

ある意味ワンアンドオンリーなオリジナルな作品である事は間違いない。

名優すぎる3俳優。

この方々を今作に集結させて製作された篠崎監督の尽力は素晴らしい。

映画愛をかんじます。

純な可愛い青木さん、

板前姿凛々しい大木実(ヤクザ映画で拝見しました。)

主人公三橋達也!

井口昇さんが出るあたりから形が変わっていく。

パンフ直筆サインまだもってます。

2008年12月16日 レビュー

追記
映写技師から監督へ。
こつこつと撮りあげている篠崎監督。

完全なる当て書きに近い三橋さんや大木さん。

現代の昭和残侠伝カルト版みたいな
見たことない映画です。

往年の俳優のある意味復活映画の意もくんでます。

メジャー化になかなか乗らない篠崎監督ですが、本領発揮する映画を待ち望んでいます。
ysak

ysakの感想・評価

3.9
龍三…とかと、かなり設定かぶる2000年作。キャスト含めて、地味かもだけど、覚悟を決める「じじい」モノにどうも弱い。
何が言いたいのか、良く分からない。いい俳優さんを何人も使っているのになあ。もったいない。珍しく厳しく評価。