また大好きな作品が見つかってしまった。
ブレッソンの作家性と監獄って完璧な舞台設定。
自己認識に優れて尚且つそれの表現方法を熟知してる監督が良い映画監督だと改めて思い知らされた。
中盤から中尉の実…
『抵抗-死刑囚の手記より-』
Un condamné à mort s'est échappé (sous-titré ou Le vent souffle où il veut)
「死刑囚は逃げ…
ぜい肉を削ぎ落とした編集で上質な緊張感
登場人物を無駄に掘り下げず、ストーリーを淡々に進めながら脱獄の準備も並行して進めていく。そのドライな進行が緊張感を高める。雑音も少なく、無機質な音に意識を向…
ブレッソン監督の無駄なモノを削ぎに削いだ演出と脱獄というスリリングなドラマが重なりあって生み出された傑作。終盤の同じ部屋に入った囚人が敵か味方なのか主人公が思案するくだりは普通のサスペンスより何十倍…
>>続きを読むTSUTAYA DISCASでやっと鑑賞。多くの方も比較されている「穴」と比べるとやや薄味だった😑聖書の引用も説教臭いし、古いDVDで観たのもあるかもしれませんが画面がぼんやりした感じがあって眠気を…
>>続きを読む豪快に掘り進める『穴』とは対称的。
あちらが動ならば、こちらは静の緊張感といった感じか。
収監施設もナチスの管理下ゆえ過酷で非人道的。
バレたらほぼ確実に死が待っているという状況下を手探りで進む展…