所長、看守長、医師、囚人たちのそれぞれの思惑が順に説明的な画で明かされていく。主人公と同室の囚人たちにはそれぞれ大切な女性がいるのだが、いちいち回想が入るのでテンポが悪い。過度な統制への批判というテ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「赤狩り」の標的にされるのも納得の反権力メッセージ。ド直球の当てこすり。
柔和なルックスでエグいことする看守長が強烈。喩えて言うなら「ドSの小日向文世」。
密告を唆されて、簡単に仲間を売る連中と…
ジュールス・ダッシン監督による集団刑務所脱獄を描いた映画。
囚人を代表するような存在のバート・ランカスターのみならず、冷酷非道で刑務所長の座を狙う看守長ヒューム・クローニンが本当に憎たらしい役を演じ…
R17号室の制裁は看守長マンジーの暴力と裏表。回想シーンに登場する宿命の女達の紋切り型でどうでもいい感じのメロドラマが展開される。裏切り者を肉の盾として縛り付けるトロッコ特攻は凄惨!主人公達も相当に…
>>続きを読む脱獄ものだが、その計画にはあまり時間が割かれていない。
その代わり当事者の囚人だけでなく、サディスティックな看守長、そしてヒューマニスティックなドクターなど、さまざまなキャラクターを重層的に描写する…
作られた時代を考えれば仕方ないのかもしれないが、最初の方の各々の回想シーンなど全く不要で前半部分は退屈する。
この作品でもっとも優れているのはヒューム・クローニン演じる看守長のサディストな描写であ…
登場人物それぞれに敬意を表し、丁寧に描いていた印象。囚人になるくらいだから、各々にドラマがある。女がらみの3人は、特に各女優陣との回想シーンが印象的だった。
チャールズビッグフォード演じる、囚人の…