#125 太陽族大会
特定の時代の空気を切り取って映像に定着させることが目的のような映画なので、現代の視点であれこれ述べても意味がないのだが、やはり篠田正浩は、若いころから独特の感性をもっているひと…
篠田正浩監督の2作目。
もう遠い過去の事なのかも知れない。
時代は大きく変わってしまったがまたこのようなことが起こってもおかしくない日本。いや、ないか。政治不信でも革命なんて起こらない。
寺山修司の…
篠田正浩監督、寺山修司脚本、武満徹音楽、岩下志麻主演ということで期待大きくして、その時代を知りたくて鑑賞。
60年代安保闘争で国と闘う学生たち、ノンポリのブルジョワ層の享楽的学生たち、腐敗した政治…
和田誠によるタイトルが格好良い。炎加世子目当てに篠田正浩×寺山修司で"夕日に赤い俺の顔"の路線を期待したがちと違った。発狂するボクサーが出てきてから俄然おもしろくなるが結局はからっぽの青春。安保闘争…
>>続きを読む脚本は寺山修司。なるほど納得。
プチブルや連帯への僻み。汚い大人。快楽的な若者。ラリったボクサー。ヒットラー。そして好きな詩を交える。適当な太陽族の映画かと思ったら意外なる良作。音楽は武満でタイトル…
三上真一郎、岩下志麻、山下洵一郎の主役3人はみな抗いがたい流れの中で個を求めている。三上はおままごとのような自治会、あるいは炎加代子との間にできた子どもから逃れてテロに傾倒するが逮捕され、岩下は父親…
>>続きを読むデモをやるやつは豚だ〜!
学生運動の無意味さ、虚無感を描いた作品。学生運動のデモはインテリよりも、それにくっついてた人が一生懸命やってたんだと思う。やっぱ学生がエネルギッシュだった時代でも、虚無感と…