新文芸坐さんに「安部公房生誕100年 超越する芸術・勅使河原宏との仕事」と題した特集上映。初期代表作『砂の女』(1964)『他人の顔』(1966)を鑑賞。『他人の顔』(1966)
勤め先の化学工場で…
俺の顔は壁の穴を覗くようなもの
深海を1人歩くような反響音が
1度失った人生をまた歩くことが
可能なのかそれを確かめたい
男の気持ちを映す
白い布で巻かれ男は孤独だった
見え透いた同情や愛想の壁…
音楽、武満徹。当時は現代音楽家がよく映画音楽やってるな。
病院のセットが本気でかっこいい。構図がいちいちかっこよ過ぎて嫌味な程。潤沢な予算のATGみたいな映画。
岸田今日子が看護婦とかそれだけでホ…
砂の女の後に作られた安部公房の作品ということで見たけど、物凄く豪華な出演者達。顔が事故でケロイドになってしまった男性が精巧なマスクで、嫌われてる嫁を誘惑する話かと思ってたら、奥が深かった。仮面をつけ…
>>続きを読む実存主義の気配に満ちている。
「顔がない人間は自由になれるのは、闇が世界を支配した時だけだ」
「僕は世界中から光を消し去ってしまいたい、なお、全人類の目を掘り出してやるか」
サルトルのある名言は「地…
1966年の作品!!
WOWOWにて鑑賞。
往年のスターが沢山出てる。
多少の古さは感じるものの斬新さの方が上回っている。
映画の中に舞台劇のようなものを織り込んでいるような‥。
濡れ場のシーンにも…
顔に大怪我を負った男が、特製のマスクで他人になりすまし自身の妻を「他人」として口説こうとする話の合間合間に、これまた顔に大怪我を負った女性の話が挿入される、という構成の映画。
話自体は「かお」やそ…
物凄いネガティヴで皮肉的な主人公、なのだがマスクをつけたらアクティブポジティブに。
のはずなのだが本質は変わらなかったようだ。
最後の頃には自分がなんなのか誰なのか感情がゴチャゴチャになる。
…