大統領選に出馬しようとしていた生物学者は人工授精で優秀な子供を遺すべきという主張を掲げる
男に幻滅した田舎の娘は実験台になろうと彼の元で小間使いとして働き始め…
ずっと突拍子もない。
生物学者を中心…
木々の緑、激しい風、川のせせらぎ、青い空。
自然はどこまでも美しい。
自然の摂理に従うことこそ美しい。
人間は神が創造したものではなく
猿が進化したもので、
教授曰く、そんな人間の脳は石器時代から…
格式高い映画だと思ってたらまあまあゲスくて文春みたいな内容だった。前半の性欲タイフーンが見てて痛すぎる。あんな長い暴風シーンよく撮ったな。でも長すぎておもろないよ。
しかし中盤の自然を切り取ったカッ…
教授が中継先自宅に登場の最初のカット。アナウンサーを正面からにじり寄るように撮るカメラと違って、スクリーンサイズの中にいかにも律儀に配置された二人の男性をとらえる実に端正なフィックスショットが印象を…
>>続きを読むカルヴィーノが言っていた、芸術の価値のひとつとしての軽やかさ、の意味が最近何となくわかってきた気がする。
この映画全体を貫くairyな感触が非常に心地よい。
バロックからロココ、そして印象主義の絵画…
破廉恥喜劇とでも言おうか。
ルノワールの武器“笛”と卑猥が前面に出ている。元学長の言っていた通りな特色が、露骨に現れていた。
人工授精を推進する知識人たちと、田舎の純朴無垢な若者。冒頭は近未来モノ…
こんなにも純粋に映画的な作品があるだろうか。
カラーのルノワールがこんなにも美しいものだとは。
画面の深さを存分に発揮したショット数々、光や運動を捉えるまなざしが美しすぎる。
そしてこの映画では…