面白すぎる。なんつーセンス!
淡々と奇抜なシーンが展開されてゆく中で、均整の取れた絶妙にコミカルな間とキャラクター描写、超絶カッコいい流れるようなカメラワークと緩急のある編集リズム、ブニュエルお得意…
終わりなき逆説のパラドックス。
パリ郊外からスペインの聖地サンチャゴへと向かう巡礼者たちの冒険譚。“銀河”と呼ばれる巡礼の道で、キリスト、聖母マリア、死の天使、サド侯爵らが次々と登場し、聖書を引用…
その引用で締めるんかい!
毎度毎度カリエールの脚本が見事、聖書からの引用だけで物語を進行していくという荒技で破綻が無いなんて!
暗喩に満ちている、というよりもそもそも聖書において暗喩の部分、解釈…
ピエールとジャンという2人の巡礼者の旅に、何の説明もなく、時代も場所もかけ離れたところにあった(とされる)事象が挿入される荒唐無稽な映画のようでいて、一貫してキリスト教が孕む「二重性」や矛盾を風刺す…
>>続きを読むルイス・ ブニュエルの698年作品。84年に日本公開。生地を目指す2人の巡礼者。彼らの前に現れる異端、邪宗の誘惑。キリストは暴力の必要性を説き、さらに聖母マリア、死の天使、サド侯爵、神父と侯爵の決闘…
>>続きを読む©Tamasa Distribution